2009年04月02日

●アディポネクチンには高血圧を予防する

 アディポネクチンには高血圧を予防し、改善する働きがあります。ア
ディポネクチンと高血圧の関係について述べることにします。
 アディポネクチンは、次の2つの働きで、血圧を正常化するのです。
――――――――――――――――――――――――――――――――        1.インスリン抵抗性を改善する
        2.血管を広げる作用があること
――――――――――――――――――――――――――――――――
 「インスリン抵抗性」とは何でしょうか。
 高血糖状態の人は、健康な人に比べて、血圧が高いケースが多くなることがわかっています。これは、インスリン抵抗性になるからなのです。インスリン抵抗性とは、インスリンの効きがわるくなることをいうのですが、これが原因で血圧は高くなるのです。
 塩分――塩化ナトリウムを取り過ぎると、血圧が高くなります。体にはそれを防ぐ機能があります。ナトリウムが体の中に増えると、過剰なナトリウムを体から追い出す役割を担っているのが腎臓なのです。しかし、インスリン抵抗性になると、腎臓のこの働きが弱くなり、ナトリウムが増えて血圧が上がってしまうのです。
 アディポネクチンが増えると、インスリン抵抗性が改善されるのです。そうすると腎臓の働きが正常になり、ナトリウムを追い出してくれるので、血圧を下げることができるのです。
 続いて2つ目の働き「血管を広げる作用があること」はどうでしょうか。
 アディポネクチンは、血管拡張反応を高めるので、血管が広がり、血液が通りやすくなります。血液が通りやすいようになれば、心臓から血液を送り出すのに必要な血圧を下げることができるのです。また、血管が広がると、血管が伸び縮みする伸縮性が増すので、そのことも血圧が下がる要因になります。

●糖尿病の人は正常な人より3倍がんにかかりやすい

 「糖尿病や肥満している人はがんになりやすい」とよくいわれます。しかしなぜ、糖尿病や肥満の人ががんになるのかについては、本当のところははっきりしていなかったのです。ところがアディポネクチンが発見されたことで、その謎が解けてきたのです。
 糖尿病とがんの関係については、疫学調査でも明らかになってきています。疫学調査というのは、ある地域や集団を対象として、長期間にわたって健診結果や生活習慣と病気との因果関係を調べるものです。
 少し難しくなってしまって恐縮ですが、病気の原因と思われる環境因子を設定し、その因子が病気を引き起こす可能性を統計的に調べるのです。例えば、喫煙と肺がんの関係を調べる場合、タバコを吸う集団の肺がんの発生率と吸わない集団の発生率を比較して,喫煙量に対する危険の度合いを調査します。この危険の度合いは,相対危険比と呼ばれ「ある環境因子により病気の発生率が何倍になるか」を示しています。
 疫学調査といえば、福岡県久山町で取り組んできたものが規模や年数から見て日本一の疫学調査といえます。これによると、糖尿病とがんの関係については次のような関係が明らかになっています。
―――――――――――――――――――――――――――――――― 糖尿病の人は、正常な人に比べて3倍、血糖コントロールが悪い糖
 尿病の人は実に6倍もがんの発生率が高い。 ――久山町疫学調査
 より
 『奇跡のホルモン「アディポネクチン」――メタボリックシンドロ
 ーム、がんも撃退する』           ――講談社α新書
――――――――――――――――――――――――――――――――

●アディポネクチンを腫瘍マーカーとして使う

 アディポネクチンと胃がんとの関係については、東京大学腫瘍外科の研究論文があります。これによると、胃の上部にがんができた人は、アディポネクチンの値が低いということがわかっています。
 アディポネクチンには抗がん剤のように腫瘍細胞の増殖を抑える働きがあることがわかっており、アディポネクチンが多い人はがんにはなりにくいことになります。
 逆にいうと、アディポネクチンの値の低い人はがんになりやすいということになるので、アディポネクチンの値は一種の腫瘍マーカーとして使うことができるのです。
 腫瘍マーカーとは、がんの進行とともに増加する生体因子のことであり、主に血液中に遊離してくる因子を、抗体を使用して検出する臨床検査のひとつです。しかし、血液中の腫瘍マーカーが陽性になるということは、がんが相当大きくなっている状態であり、これに頼ることは危険です。
 それよりもアディポネクチンの値を定期的に調べておき、値が減少するようだと、がんになる恐れがあるので、検査をしてもらうなどの予防対策を取る方がはるかに現実的な対応です。アディポネクチンの値は血液検査で調べることができます。                       
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2009年04月09日

●「成人病」を「生活習慣病」に変更した理由とは何か

 昔、糖尿病、高血圧、高脂血症、がんなどの病気は「成人病」と呼ば
れています。それが、1996年からそれらの病気は「生活習慣病」と
呼ばれるようになったのです。病気の名前を変えたのはもちろん厚生省
なのですが、これには将来に対する重要な伏線がありそうです。
 なぜ、成人病ではいけないのでしょうか。
 成人病というと、成人して年をとるに伴い老化するために起きる病気
でありどのように生活習慣を変えて病気にかからないよう努力しても病
気自体は加齢にしたがい進行するというイメージがあります。つまり、
加齢ということが免罪符になって、自ら生活習慣を改善しようと努力し
なくなるイメージが「成人病」という言葉にはあるのです。
 それなら「生活習慣病」ならどのように変わるのでしょうか。
 生活習慣病という名前には、悪い生活習慣を積み重ねた結果かかる病
気というイメージがあります。つまり、そういう病気にかかるのは、患
者自身にも責任があるというイメージになるのです。厚生省が今回のメ
タボ検診などで将来狙っているのは、自ら悪い生活習慣を改善しないで
そういう病気にかかった人はペナルティとして多く医療費を取る魂胆が
あるのではないかと思われます。
 医師の岡部正氏は、このことを糖尿病に例をとって医療費の矛盾を指
摘しているのでご紹介しましょう。糖尿病には、次の2つの種類があり
ます。
――――――――――――――――――――――――――――――――
  1.1型糖尿病 ・・・ 先天的にインスリン分泌機能がない
  2.2型糖尿病 ・・・ 成人になってからの発症するタイプ
――――――――――――――――――――――――――――――――
 1型糖尿病は、子供に多いのですが、先天的もしくはウイルスの感染
などが原因で、膵臓のインスリン分泌機能が壊され、注射でインスリン
を生涯補い続ける必要がある病気です。
 2型糖尿病は、成人になってから発症することが多く、発病の原因の
多くは食べ過ぎ、運動不足に代表される悪い生活習慣であるとされてい
ます。つまり2型糖尿病は生活習慣の改善に努力すれば、かからないで
済む病気であるという考え方です。これに対して1型糖尿病は、患者自
体はどうしようもないわけで
医療費を同じように扱うのは疑問であると岡部氏は述べています。
――――――――――――――――――――――――――――――――
 インスリン注射には高い医療費がかかりますが、1型糖尿病の人と
 2型糖尿病の人の医療費(健康保険の点数)が全く同じで差がない
 のは不公平ではないか、という考え方も成り立ちます。1型糖尿病
 の人は自分の責任で病気になったわけではなく、やむなくインスリ
 ン注射をしなくてはならなくなった人たちです。一方、2型糖尿病
 の人の多くは、そういう事態になることを医者から警告され、自分
 でも理解をしているにもかかわらず、食べ過ぎ・運動不足に代表さ
 れる悪い生活習慣を改めなかった結果、インスリン注射をするよう
 になった人ということになります。
『奇跡のホルモン「アディポネクチン」―メタボリックシンドローム、
 がんも撃退する』              ――講談社α新書
――――――――――――――――――――――――――――――――

●血糖値改善・血圧降下はアディポネクチンに関係のある

 血糖値を改善する糖尿病の飲み薬の中には、アディポネクチンを増加
させる働きをするものがあります。血糖値を改善する薬には次のタイプ
があります。
――――――――――――――――――――――――――――――――
      1.インスリンの分泌を促進するタイプ
      2.糖分の増加・吸収を遅くするタイプ
      3.インスリンの働きを強化するタイプ
――――――――――――――――――――――――――――――――
 このなかで、3つ目のタイプ「インスリンの働きを強化するタイプ」
の薬にはアディポネクチンを増加させる働きがあります。これは最近に
なって判明した事実です。
 「インスリンの働きを強化するタイプ」の薬のひとつとして、ピオグ
リタゾン――商品名は「アクトス」というのがあります。このピオグリ
タゾンには、アディポネクチンを非常に増やす効果があるのです。しか
し、ピオグリタゾンは効く人と効かない人がいるのです。インスリンの
分泌能力があり、アディポネクチンの低い糖尿病の患者には大きな効果
があるそうです。
 血圧とアディポネクチンの関係についても述べておきます。血圧降下
剤の進歩は目覚ましいものがありますが、降下剤のなかには、アディポ
ネクチンを増やす降下剤もあるのです。現在、アディポネクチンとの関
係で注目されているのは、「アンギオテンシンU受容体拮抗薬」(AR
B)という種類の降下剤です。具体的な薬品としては「ニューロタン」
「プロプレス」、「ディオバン」、「ミカルディス」、「オルメテッ
ク」などがそれに該当します。血圧降下剤を飲んでいる方は薬の名前を
確認していただきたいと思います。
 ARBを飲んでいる高血圧の患者は、それ以外の降下剤を飲んでいる
人よりも糖尿病になりにくいことはわかっていたのですが、それはアデ
ィポネクチンの量に関係があることが最近判明したのです。         
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2009年04月16日

●肥満だからといってダイエットするのは危険

 肥満は万病のもと――とくに生活習慣病の敵であるとよくいわれます
したがって、肥満さえ改善できれば――つまり痩せれば病気を防げると
考えて、ダイエットに励む人は少なくありません。
 しかし、ダイエットも健康には決して良くはないのです。無理に痩せ
ることによって身体の抵抗力がなくなり、かえっていろいろな病気を併
発してしまうこともあるからです。
 一般的にいって、肥満になって内臓脂肪が増えると、血液中のアディ
ポネクチンが減るのです。逆に内臓脂肪が減ると、血液中のアディポネ
クンは増えることになります。次の構図です。
――――――――――――――――――――――――――――――――
  太る→内臓脂肪が増える→アディポネクチンが減る→糖尿病
  ・高血圧・高脂血症・動脈硬化・メタボになりやすい→がんの恐れ
――――――――――――――――――――――――――――――――
 しかし、肥満でもアディポネクンの値が高い人もいるのです。岡部正
先生はこういう人を「タチの良い肥満」と呼び、そういう人は無理して
痩せなくてもいいといっています。逆に「タチの悪い肥満」は、内臓脂
肪が増えてアディポネクチンが減るタイプの人は何らかの方法で痩せる
必要があります。
 しかし、いくらアディポネクチンの値が高いタイプでも過度の肥満は
足腰に負担がかかって、腰痛や関節痛の原因になったり、呼吸が抑制さ
れて睡眠時無呼吸症になるので、痩せなければいけないのはいうまでも
ないことです。

●アディポネクチンの値とメタボリックシンドロームの関係

 日本人でメタボリックシンドロームの人は、その予備軍も入れると、
男性の2人に1人――40〜74歳、女性は5人に1人の割合であると
いわれます。アディポネクチンはメタボリックシンドロームを予防し、
改善する力を持っているのです。
 メタボリックシンドロームは、太ってウエストが太くなり、内臓脂肪
が増える状態になり、インスリンの抵抗性が起こります。さらに、血糖
値が高い高血糖の状態や血液中の中性脂肪が高い状態になり、血圧が高
い状態が持続し、動脈硬化が進行するのです。動脈硬化を起こす原因が
一つの身体に複数起きるので、放置しておくと大変なことになります。
 メタボリックシンドロームの判定基準をおさらいしておきましょう。
――――――――――――――――――――――――――――――――
 ◎ウエスト(お腹まわり)
   男性 85cm以上
   女性 90cm以上
  これに加えて、次の3つのうち2項目以上該当する状態をメタボリ
  ックシンドロームと称する。
 ◎血液中の脂質
   中性脂肪が150mg/dl以上
   またはHDLが40mg/dl未満
 ◎血圧
   最高血症――収縮期血圧が130mmMgかつ/または
   最低血圧――拡張期血圧が 85mmMg以上
 ◎血糖値
   空腹時の血糖値が110mg/dl以上
   『奇跡のホルモン「アディポネクチン」――メタボリックシンド
   ローム、がんも撃退する』         ――講談社α新書
――――――――――――――――――――――――――――――――
 メタボリックシンドロームを改善しないでいると、その人の10年後
の医療費は正常の人よりも3倍高くなるというデータがあります。医療
保険の財政逼迫の原因になるとともに個人の負担する医療費も増えるわ
けです。
 これらの現象は、アディポネクチンによって明解に説明ができるので
す。肥満になって、内臓脂肪が増えると、アディポネクンが目立って減
少します。そういう意味で、メタボリックシンドロームは「低アディポ
ネクチン血症」であるといえるのです。
 アディポネクチンが血中に少なくなると、インスリンの効きが悪くな
る――インスリン抵抗性――が起こり、高血糖になるのです。それによ
って、血管が広がりにくくなるので、高血圧になります。
 さらに、筋肉や肝臓での脂肪を燃やす働きが低下し、脂肪酸の原料で
ある中性脂肪が余って血液中に増えて、高脂血症になります。そのうえ
動脈硬化を防ぐことができなくなるので、動脈硬化が進行してしまうの
です。
 したがって、何はともあれ、アディポネクチンの値を調べてみて、値
が少ないときは、メタボリックシンドロームを疑う必要があります。低
アディポネクチン血症の人の2人に1人はメタボリックシンドロームな
のです。したがって低アディポネクチン血症と診断された人は、メタボ
リックシンドロームの条件を満たしていなくてもメタボリックシンドロ
ームを疑うべきです。
 しかし、アディポネクチンはどの医療機関でも血液を検査すれば調べ
ることはできますが、保険などの適用はありません。
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2009年04月23日

●メタボリックシンドロームにおける女性の判定基準の矛盾

 メタボリックシンドロームにおけるお腹まわり――腹部肥満の判定基
準には疑問があります。前回その基準について述べましたが、ウエスト
について再現しておきます。
――――――――――――――――――――――――――――――――
        男性 ・・・・・ 85cm以上
        女性 ・・・・・ 90cm以上
――――――――――――――――――――――――――――――――
 日本の判定基準は、ウエストを測って上記の数値をもとにして判定し
ます。これはCTスキャンで撮影した内臓脂肪の面積100平方センチ
メートル以上を根拠にしているのです。
 しかし、男性はともかく女性の「90cm以上」というのは、世界各
国の数値から見て、日本が突出しているのです。日本人の女性と米国人
の女性の身長差は10センチメートル以上ありますが、その米国の女性
の基準は「88cm以上」なのです。明らかに日本の基準は異常です。
 このように女性の基準が甘いのは、日本人女性は動脈硬化になりにく
いので男性並みの病気が起きる場合は、ウエストが「90cm以上」に
甘くしているのです。しかし、日本人女性は男性よりも平均寿命が約7
年長いからであって女性の現在の判定基準はこの観点からもおかしいと
いえます。
 アディポネクチタンとの関係でいうと、女性のウエストが78センチ
メートルを超えると、アディポネクチタンが平均以下に減少することが
わかっているので、女性についてはこの数値を判定基準にするべきです。
――――――――――――――――――――――――――――――――
        女性 ・・・・・ 78cm以上
――――――――――――――――――――――――――――――――

●メタボリックシンドロームにならない生活習慣とは

 メタボリックシンドロームの予防のための基準としては、名古屋大学
医学部公衆衛生学・医学ネットワーク管理学教室が、2002年からメ
タボリックシンドロームの予防に役立つ生活習慣は何かの解明に取り組
んでいます。
 調査対象者としては、予備調査で健康状態が良いと判定された35歳
以上の成人男性1688人です。
 その結果、次のようなわかりやすい生活習慣が判明したのです。次の
6項目の基準のうち、4項目以上を実行している人はメタボリックシン
ドロームにはならなかったことがわかったのです。
――――――――――――――――――――――――――――――――
   1.背青魚(サバ、サンマなど)や野菜などをよく食べる
   2.朝食を毎日とる。満腹になるまで食べない。薄味嗜好
   3.週に3回、合計で90分、中程度の強さの運動を励行
   4.今までたばこを一切吸わないか、禁煙を励行している
   5.特別な機会を除いて、お酒をあまり飲まない習慣励行
   6.20歳頃からの体重の変化が5キログラム以内である
――――――――――――――――――――――――――――――――

●アディポネクチタンをどのように測定するか

 アディポネクチタンはがんの予防にも役立ちます。「がんには早期発
見が一番」といわれますが、がん検診や人間ドックでがんが早期発見さ
れたとしてもそれが早期がんであるとは限らないのです。がんの検査に
はどうしても限界というものがあるからです。
 その点はっきりしているのは、がんとアディポネクチタンについての
次の事実です。
――――――――――――――――――――――――――――――――
     がんになるとアディポネクチタンの値が低下する
――――――――――――――――――――――――――――――――
 がんの定期検診を受けることを前提として、アディポネクチタンの値
を定期的に調べるのです。そして、アディポネクチタンの値が減少を始
めたら、少し念入りな検査を受けるという方法です。こうすると、がん
の早期発見につながる可能性はきわめて高くなります。
 このように、アディポネクチンの値が、健康に大きな影響を与えるこ
とがわかってきましたが、自分のアディポネクチンの値を知るにはどう
したらよいのでしょうか。
 内科の主治医がいる人は、「アディポネクチンの値を知りたい」と申
し出れば、血液検査をして対応してくれます。特殊な血液検査ではなく、
何かの事情で血液検査をするときに、アディポネクチンの値も知りたい
と申し出れば、測定してもらうとことができます。
 主治医がいない人は、総合病院の肥満・糖尿病専門医(外来)を受信
して医師にそのことを告げればよいのです。しかし、アディポネクチン
はその存在は認められていますが、その値の測定に関しては健康保険の
扱いにはならないので、4000円〜5000円の費用がかかります。
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2009年04月30日

●太った理由を調べる必要がある

 アディポネクチンを確実に増やすには、体重を減らすことが一番なの
です。体重を減らすと、内臓脂肪は確実に減るからです。体重を減らす
場合、あまり大きな目標を掲げず、達成可能な小さな目標からはじめる
べきです。岡部正医師は、目標は次のようにすべきであるといっていま
す。
――――――――――――――――――――――――――――――――
         いまの体重を5%減らすこと
――――――――――――――――――――――――――――――――
 現在の体重から5%減らしただけで、アディポネクチンは確実に増え
てきます。何も焦ることはないのです。少しずつ減らすよう心がけまし
ょう。太る原因にはいろいろありますが、体重を減らす場合は、どうし
て太ったのかという原因を知っておくことが必要です。
 岡部正医師は、太った原因をチェックする50の質問を作成していま
す。以下にその50の質問を出しますので、1項目ずつ検討して該当す
る□にチェックを入れてください。どの項目にチェックが入っているか
わかると、太る原因となった悪い生活習慣のタイプがわかるのです。判
定のやり方にはついては、次回に説明します。
――――――――――――――――――――――――――――――――
 □ 1.太りやすい体質だと思う
 □ 2.水を飲んでも太ってしまう
 □ 3.親や兄弟姉妹も太っている
 □ 4.朝食をとらないことが多い
 □ 5.1日2食のことが多い
 □ 6.食事の時間が不規則
 □ 7.外食が多い
 □ 8.夜寝る前に食べることが多い
 □ 9.食事をお菓子で代用する
 □10.人より食べるのが早い
 □11.あまり噛まずに食べる
 □12.テレビや新聞を見ながら食べることが多い
 □13.一度にたくさん食べることが多い
 □14.旅行のときや正月はいつも太る
 □15.おやつやデザートを食べる習慣がある
 □16.果物やお菓子がいつも身のまわりに置いてある
 □17.お菓子を見ると満腹でもつい手が出てしまう
 □18.退屈すると何か食べたくなる
 □19.イライラすると食べてしまう
 □20.気持ちが悪くなるほどたくさん食べることがある
 □21.食べ過ぎを人から指摘されたことがある
 □22.お腹がいっぱいになるまで食べないと気がすまない
 □23.お腹がいっぱいでも好きなものなら入る
 □24.人が食べているのを見るとつられて食べてしまう
 □25.たくさん食べた後で後悔する
 □26.食事に誘われると断れない
 □27.「今日は特別」などの理由をつけて食べることが多い
 □28.面倒くさがり屋で飽きっぽい
 □29.決めたことはきちんとしないと気が済まない
 □30.いやなことは避けて通るほうだ
 □31.甘いものが大好き
 □32.缶コーヒーやジュースをよく飲む
 □33.揚げ物や脂っこいものが好き
 □34.野菜、海藻類が不足している
 □35.ファーストフードやインスタント食品をよく食べる
 □36.アルコールをよく飲む
 □37.食べ物を買うときはいつも多めに買う
 □38.料理を作るときはいつも多めに作る
 □39.料理が残るともったいないのでつい食べてしまう
 □40.食べ物をもらうとつい食べてしまう
 □41.料理を残すのは行儀が悪いので全部食べる
 □42.朝が弱く、夜型の生活をしている
 □43.体重をあまり測らない
 □44.ゆったりとした服を着ることが多い
 □45.鏡で全身を見ることがない
 □46.太った友達が多い
 □47.運動が嫌い
 □48.休日や暇なときはゴロゴロして過ごす
 □49.駅やデパートなどでは階段をほとんど使わない
 □50.車を使うことが多い
『奇跡のホルモン「アディポネクチン」―メタボリックシンドローム
 がんも撃退する』              ――講談社α新書
―――――――――――――――――――――――――――――――  
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