2009年11月19日

●2つのことを習慣化して肥満を脱却する

 「腹八分に医者いらず」という有名な言葉があります。高沢謙二先生
が主張する「若返り血管」法の基本もこの昔からある言葉と同じなので
す。具体的には次の2つです。
――――――――――――――――――――――――――――――――
          1.食べ過ぎないこと
          2.飲みすぎないこと
――――――――――――――――――――――――――――――――
 肥満はなぜ身体によくないのでしょうか。
 肥満は、血管の老化の原因となる高血圧、糖尿病、高脂血症などの引
き金になるのです。また肥満の人は脂肪組織が多く、その脂肪組織から
は血液を固まりやすくしたり、血圧を上げる物質が分泌されるのです。
 「腹八分」とは要するに「食べ過ぎないこと」を意味します。まず、
食事はいつものようにして、間食をやめることです。食事の量を減らす
と、どうしても間食をしてしまうので、最初は食事はきちんととって間
食をやめるのです。そして、これを習慣化するのです。
 間食をやめる習慣がついたら、少しずつ食事を減らしていきます。2
杯ごはんを食べる場合は、その一杯を少なめにします。それもそんなに
減らすことをせず、ほんの少しでいいのです。あまり減らすと、間食が
復活してしまい、元の黙阿弥になります。そのうえで、次の2つのこと
を実施するのです。
――――――――――――――――――――――――――――――――
          1.朝食前に体重を量る
          2.体重の増減を調べる
――――――――――――――――――――――――――――――――
 体重を量るときは、量る条件をなるべく一定にします。起きて排尿後
でもよいですし、食事の直前でもいいです。条件を一定にすることが必
要なのです。
 2についてですが記録はつけなくてもいいのです。体重が増えたか、
変わらないか、減っているかだけをチェックします。
 このとき、前日の食事を思い浮かべる必要があります。これは、前日
の食事と体重の増減の関係を自ら認識する効果があるのです。減ってい
るときはどうして減ったのか、増えたときはどうして増えたのか――前
日の食事との関係を考える習慣をつけるのです。
 肥満の人は自ら体重を量らない人が多いのです。量るたびに増えてい
ると量るのが嫌になるからです。したがって、体重を量る習慣を確立す
るだけでも、体重増加の抑制効果が働くのです。

●体脂肪と筋肉の割合を重視する

 肥満における脂肪と筋肉の関係を知る必要があります。そこで、一人
の肥満モデルを登場させます。条件を次のように設定します。
――――――――――――――――――――――――――――――――
           体 重 100キロ
           体脂肪  30キロ
           筋 肉  70キロ
――――――――――――――――――――――――――――――――
 この肥満者は体重を減らす努力をしてそれに成功します。体重は85
キロになったのです。その結果、体脂肪は30キロから20キロへ、筋
肉は70キロから65キロに減ります。
 しかし、体重のゆり戻しが起こって、この肥満者の体重は100キロ
に戻ってしまいます。内訳は体脂肪は20キロから35キロへ、筋肉は
変わらず65キロのままです。
 しかし、再び肥満者は努力して再び体重を85キロに戻します。内訳
は体脂肪25キロ、筋肉は60キロです。体重を落とすと筋肉は減るの
です。しかしこの肥満者には三度体重のゆり戻しが起こり、体重は10
0キロに戻ってしまうのです。
 この場合、体重が増えるとき筋肉は減らないので、筋肉は60キロの
ままで体脂肪が25キロから40キロに増加したのです。このように見
ていくと、体脂肪と筋肉の比率は、最初は体脂肪30キロに対して筋肉
は70キロでしたがゆり戻しを繰り返していくと、体脂肪が40キロに
対して筋肉は60キロと変化します。同じ体重なのに筋肉の量が減って
しまうのです。
 筋肉の量が減ると、歩いたりする運動がどうしても減少するので、一
層太りやすい体質になります。つまり、体重を落とすとき、筋肉を減ら
さないようにする必要があるのです。
 それでは、体重を落としても筋肉を減らさないようにするにはどうし
たら、よいでしょうか。
 それが運動なのです。ここまで述べてきたように「早足歩き」や「つ
ま先歩き」を行って、足やふともものエクササイズを行うことは、体の
筋肉を減らさないことに役立つのです。
 「腹八分に医者いらず」は本当のことなのです。「腹八分」が無理な
ら「腹九分」でもいいので、実行されることをお勧めします。
                     ―― [血管の話/13]
posted by キーヘルス at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 血管の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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