2010年06月10日

●プチ鬱は映画を観ることで治癒できる/推薦映画4点

 音楽や映画を鬱病の治療に使うことは、古くから精神科で行われてい
たのです。とくに映画は、現在ではDVDが安くなって昔の映画をふん
だんに見ることができるので、プチ鬱の人は大いに利用すべきです。
 しかし、注意しなければならないことは、映画の内容の選択を間違え
ないことです。アクション映画や残酷なシーンの多い映画は避けるべき
です。興奮する映画は、脳が快感物質のドーパミン優位の状態になりま
すが、一時的な快感のあとは、必ずリバウンドがあり、かえって落ち込
んだり、疲弊したりする恐れがあるのです。それよりも最後まで穏やか
な気持ちでいられるようなセロトニン優位になるような映画を選ぶべき
です。
 ドーパミンとセロトニン──鬱病については、これら2つの物質につ
いてよく知っておく必要があります。これら2つの物質をわかりやすく
伝える次の言葉があります。
――――――――――――――――――――――――――――――――
 宝くじが当たったとき:ドーパミンが増え、喜び、興奮します。満員
 電車に揺られているとき:ノルアドレナリンが増え、不快になります
 ・・・・・そんな、心の高ぶりを鎮め、「ほっと」落ち着かせ、安ら
 ぐ気持ちを作り出すのが「セロトニン」です。例えば、筋肉がほぐれ
 たり、いい匂いをかいだり、心地よい環境、食後のひととき・・・・
 セロトニンは分泌を増すことでノルアドレナリンの不快感を抑えてく
 れます。出すぎているノルアドレナリンの量を減らす働きがあるため
 ストレスがたまっているときに温泉に入ったりすると「あ〜」と強く
 癒されるのは、セロトニンが増え、高まっていたノルアドレナリンが
 一気に減らされるためです。また、セロトニンは出すぎたドーパミン
 を減らす働きも持っています。そのため、強まった快感が弱まり、落
 ち着くことで、「もう満足」と行動にブレーキがかかります。
――――――――――――――――――――――――――――――――
 門倉真人氏はプチ鬱を直すのに推薦できる映画を4つあげていますの
で、以下にご紹介します。
――――――――――――――――――――――――――――――――
 1.『アイ・アム・サム』/2001年
   監督:ジェシー・ネルソン/出演:ショーン・ベン、ダコダ・フ
   ァニングなど
 2.『ALWAYS/三丁目の夕日』/2005年
   監督:山崎貴/出演:吉岡秀隆、堤真一、薬師丸ひろ子、小雪な
   ど
 3.『ユナイテッド93』/2006年
   監督:ポール・グリーングラス/出演:ハリド・アブダラ、ポリ
   ー・アダムスなど
 4.『ポネット』/1996年
   監督:ジャック・ドワイヨン/出演:ヴィクトワール・ティヴィ
   ソル、マリー・トランティニャンなど
−―――――――――――――――――――――――――――――――

●鬱病になるとなぜ自殺者が増えるのか

 鬱病になると生きているのが嫌になり、自殺する人が多くなります。
どうしてそうなるのでしょうか。
 世界の大富豪ジョン・ロックフェラー氏は「災難に遭ってもめげずに
努力せよ」といっています。人生は失敗の連続ですが、失敗するたびに
学習してだんだん失敗しないようになります。それが努力です。
 学校の試験で良い点がとれないと、一層勉強しなければならないのに
勉強嫌いになる子供がいます。これは試験で失敗したことを受け入れら
れないためにそうなるのです。人生での失敗を受け入れられず、嫌にな
ってしまうと、人生そのものが嫌になります。それは生きるのが嫌にな
るという意味です。
 人生での失敗にはきちんとそれに向き合って受け入れ、さらに失敗し
ないよう学習し前向きに生きることです。それによって落ち込んだり、
傷ついたりすることは禁物です。門倉真人氏は、そういうときの対処法
について、次のように述べています。
――――――――――――――――――――――――――――――――
 失敗でいちいち落ち込んだり傷ついたりしていると、だんだんと生き
 るのが嫌になってしまいます。いったん起こってしまったことは受け
 入れて、そこから次の努力をスタートさせるしかありません。私たち
 にできることはそれだけでありそれだけがその後の結果を左右する。
 落ち込んだり傷ついたりしている暇はないのです。失敗を責め立てれ
 ば勉強も人生も嫌になります。失敗をごまかしたり、失敗から逃げろ
 といっているのではありません。失敗をきちんと反省し、問題を解決
 して、成長していくというプロセスをたどればいいのです。それは、
 勉強も人生も同じ。落ち込んだり傷ついたりするのは時間の無駄なの
 です。
 ──門倉真人著『鬱のパワー/落ち込んだあとに3歩前進する方法』
                       講談社+α新書より
――――――――――――――――――――――――――――――――
                     ―― [鬱の話/03]
posted by キーヘルス at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 鬱の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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